発達障害のサモエド博士

発達障害 (ADHD) と診断された研究者が、ADHDについて記事にしています。

発達障害 (注意欠如・多動症/ ADHD) と診断されました

入社して半年、ミス連発で仕事が上手くいかない。

最初の投稿から、しばらくブログから離れておりました。(まだ誰も注目していないから良いけど...笑)

私は新卒として入社した『博士号を取得した研究の専門家』です。新入社員であるものの、企業からはそれ相応の実力や成果が求められます。

ですが、実際に仕事をしてみると、専門である"研究"に関する業務で上手くいかないことが多い。

  • 研究打ち合わせの内容が理解できず、意見を出せない
  • 意見を出しても話がまとまっておらず、理解されない
  • 研究レポートをつくっても誤字脱字が圧倒的に多い
  • 複数の業務を同時並行して行えない...etc

自分では一生懸命に取り組んでいるけど結果が伴わず、上司や先輩に迷惑ばかりかけていました。

どうにかしたいとクリニックを受診してみた。

専門である研究に関する業務が上手くいかず、気持ちが落ち込む日々が続きました。ミスをするたびに自己嫌悪で寝れなくなるくらい自分を責め続け、一時は "統合失調症" に近い状態まで進行しました。

それでも上司や先輩の助力により仕事量を大幅に減らしてもらい、心に余裕を取り戻して、なんとか通常の精神状態に戻りました。しかし、仕事量が減って心は楽になっても、根本的な問題解決になっておらず仕事でもミスの連発。

これでは前回の二の舞だと考え、病院で調べてもらったところ発達障害 (ADHD) だと診断を受けました。

ADHDとは?

ADHD (Attention-deficit hyperactivity disorder) は日本語で"注意欠如・多動性障害"といいます。医学研究においてもわかっていないことが多いそうですが、『脳の様々な働きを制御する前頭葉の働きが他の人よりも弱い』ことが主な原因だと考えられています。

代表的な症状としては、

  • 勉強やデスクワークを長時間集中して取り組めない。
  • 会議中に落ち着かず、手遊びや貧乏ゆすりをしている。
  • 時間管理や優先順位付けが苦手で複数の業務を行うことができない。
  • 自分の興味のある特定の分野には過剰な集中力を発揮する...etc

などが挙げられ、日常生活や社会社会生活を行うが人より困難になります。

そして、上手くいかないことが続くと自己嫌悪に陥り、二次障害として精神疾患 (統合失調症や躁鬱) の発症率が高くなるのも特徴です。

まとめ (今後の方針)

筆者自身は、ADHDと診断をもらっても、特に落ち込みませんでした。

むしろ、『あぁ、やっぱりか。』という気持ちと、『自分の努力不足ではない』ことに安堵しました。

今後は、前頭葉の働きを高めてあげる薬 (コンサータ) を服用しながら、できなかったことを一つずつ改善していこうと考えています。

このブログは、経過記録もかねて、日々思ったことをつらつらと投稿していこうと思っています。

同じような症状で困っている方々がいれば、参考にしていただけたらと思います。